借りたお金は返すというのはごく当たり前の事です。
しかしお金を借りる時にどう返すかを考えた事はありますか?
市内では数多く設置されているATMなどの無人契約機や銀行などの消費者ローンそしてクレジットカードでのキャッシ
ングなど誰でもボタン操作で簡単にお金を借りる事ができるシステムが氾濫しています。
いまは自分の預金を引き出すという感覚で簡単に借金することもあるので一昔の保証人や担保を用意しヤクザに頭を
下げて借金をするといった心理的な抵抗感や緊迫感の認識が薄れかけています。
テレビのコマーシャルで流れるものも暗いイメージはなくむしろ明るく見せ付けています。
しかしその便利さや見た目などにだまされ無計画に利用していると自分の返済能力をこえてしまい多重 債務に陥ってし
まうというリスクがあります。
また最近では経済不況が長引いていますので企業の倒産やリストラなどで収入減や失業保険によって生活費を補うた
めにサラ金を利用しつづけ多額の借金を抱えてしまい自己破産する人も多くなっています。
2001年度に起こった自己破産の申立件数はなんと16万件をこえ過去最高となったそうです。
現在返済困難に陥っている多重 債務 者の数は100万人とも200万人とも言われています。
多重 債務 者の大半はクレジットやサラ金業者の過酷な取立てを恐れて借金のために借金を繰り返すという自転車操業
を余儀なくされている人もいて自殺や夜逃げする人もいるといわれています。
では債務とは一体どんな意味を持つ言葉なのでしょうか?
債務は債務者という債務を負った人が債務を課した人に対して約束した給付をしなければ行けないという決り事のことをい
います。
例としてお金を借りたケースを上げましょう。この場合そのお金を返済しなければいけないということや物品を購入したとき
まだ支払ってない料金も債務に含まれます。
また企業での債務として銀行から借入金や業者に対する買掛金や未払金なども債務に該当します。
債務の対義語には債権というものがあり、債務不履行とは正当な理由もなく債務 者が債務を履行しないことをいいます。
その場合は債務 者は遅延損害金などの損害賠償の請求を債権者から受けることがあります。
債務 問題をインドネシアを一例にして述べます。
スハルト政権が誕生して依頼インドネシアの債権国会議は世銀総裁が議長となってインドネシアの債務と援助を決定してきた。
これに対抗してオランダのNOVIBという団体が中心となってNGO側ではINFIDが設立され援助・借款・債務・開発問題などにつ
いて国際的もしくは国内的にアドボカシイ活動を続けてきたといわれています。
この当時の本部はオランダでしたが活動の主体はインドネシアのINFIDだったそうです。
1990年代に入りますと日本にもNOVIBの援助もありINFIDの日本版であるJANNIが設立されたそうです。
特に沖縄のJubilee2000国際会議にはインドネシアで債務問題をとりあげているINFIDが参加したといわれています。
今年2月19〜22日、ジャカルタでINFIDが主催する債務問題の国際会議が開かれた。しかし不思議なことに昨年12月ドイツのJu
bilee2000から私が日本からの参加者・パネラーになっているという知らせがありましたが私のところに招待状が届いたのは2月に
入ってのことであった。
これはブラジルのポルトアレグレから帰国した直後のことで日本は到底参加できる条件は殆どなかったそうです。
また6月にインドネシアの債務問題を議題としたINFIDの国際会議が再びジャカルタで開催されたことがありました。
これは日本のJANNIの参加もあったらしい。DebtNetとしては、HIPC以外の途上国の債務に関しては、日本のなかで当該国の問
題を取り上げて運動をしているときにはDebtNetはあえて取り上げないという立場であったので今後JANNIが本格的にインドネシア
の債務問題に取り組むということは大いに心強い。インドネシアの巨額の債務問題は民主化と紛争解決の鍵である。6月、ジャカル
タのINFID国際会議に出席したAnn Pettiforさんから以下のような文書が届いた。DebtNetにとっても参考になるので、抄訳を載せる。
Ann PettiforさんがGordon Brown蔵相に送った手紙前文略インドネシアの新設の「貧困削減の調整庁のDillon大臣は、「アジア危
機直前の1997年には、インドネシアの貧困ライン以下の人口は11%にまで減っていた。しかし、危機後の1999年には23%と倍増し、
2001年には50%に激増している。これは1億人にのぼり、その70%は農村に住んでいる。」と語った。UNICEFは2〜300万人の子ど
もが栄養失調に置かれ未発達や障害児となっている。
世銀は、農業労働者、都市貧民の実質賃金が1997年には40%、1998年には38%下落し、約3900万人が失業したらしい。
特にアジア開発銀行は女性が最大の被害者であって食料品の値上がりが貧困者の栄養を奪ったと述べている。UNICEFによれば1
999年の幼児死亡率は1000人当たり52人であった。政府の収入の大部分が非生産的な債務支払いに割かれている限り全く改善の
見込みはないとNGOは断言しているらしい。DACのターゲットは2015年までに死亡率を1000人当たり19人に減らすというがその見込
みは到底無いそうです。
インドネシアの貧困の激増や恐ろしい幼児死亡率などはアジア危機によって生み出された政府の債務の激増とその返済からきてい
ることは紛れもないのは事実だそうです。
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